今回は
大腿骨頸部(転子部)骨折の
リハビリで知っていた方が
良い知識
を伝えていきます
これを知っていれば
- 患者様へのリハビリの流れの説明に役立てることができます!
ただ、これを知らないと
根拠のある知識を得て
目の前の患者さんに有益な支援を進めていきたいと
考えているあなたは
必ずこの先を読み進めてみてくださいね!
目次
大腿骨頸部骨折(転子部)骨折で知っていた方が良い知識とは?
手術後3か月~6か月が機能回復が望まれる
ということです
引用文献↓
大腿骨近位部骨折のリハビリテーション
山本智章
コホート研究では手術後の回復について手術後3ヵ月で歩行能力が術前レベルに回復した症例は半数以下にとどまっており,術後6ヵ月間で股関節可動域痺痛,筋力が継続して改善し16),QOL score, Hip scoreでは術後6ヵ月で最終到達点に達したとの報告があり17),術後のリハビリテーションにより最低でも6ヵ月間は機能回復が期待できると考えられる.退院後の患者に対して理学療法士による家庭でのホームエクササイズ指導によって,下肢筋力増大,歩行速度の向上,転倒リスクの減少効果が認められ,退院後のリハビリテーションの継続が重要であるといえる18).
16) Walheim G,Barrios C,Stark A et al:Postoperative
improvement of walking capacity in patients with
trochanteric hip fracture : a prospective analysis 3
and 6 months after surgery. J Orthop Trauma 4 :
137-143, 1990
17) Peterson MG, Allegrante JP, Cornell CN et al :
Measuring recovery after a hip fracture using the SF
- 36 and Cummings scales. Osteoporos lnt 13:296-
302, 2002
18)Tinetti ME, Baker DI, Gottschalk M et al:Home-based
multicomponent rehabilitation program for older persons
after hip fracture:arandonlized trial. A rch・Physルled」
Rehabil 80:916-922, 1999
ということは
入院中のリハビリよりも
退院後のリハビリ(手術後3か月~6か月間)が重要ということになります!
では、具体的にどういったリハビリが一番有効なのか
これは、確立したメニューはなくエビデンスとして出ていないのが現状となっているようです...
ただ、具体的な介入方法などが、日本作業療法士協会の出されているテキストに載っているので見てみてもよいかもしれないです
参考文献
本体価格926円
作業療法マニュアル 申し込みサイト↓
http://www.jaot.or.jp/kankobutsu/shiryo.html
それぞれの時期に応じた大まかな流れの支援方法については
日本作業療法士協会監修のパンフレットに簡単にまとめてあります
↓
↑ http://www.jaot.or.jp/kankobutsu/pdf/daitaikotsu.pdf
まとめ
大腿骨頸部(転子部)骨折で知っていた方が良い知識として
手術後3か月~6か月が機能回復が望まれる
ということをお伝えしました
入院中から退院後につながる支援につなげていただけたらと思います!
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