新人作業療法士お助けサイト

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作業療法の中で用いる『塗り絵』の心理的な1つの効果とは?

 

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今回は、作業療法の中で用いる『塗り絵』の心理的な1つの効果をお伝えしていきます!


 

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これを知っておけば

 

  • 比較的提供しやすい塗り絵の効果を1つ理解できる

 

  • 塗り絵の見方が変わるかもしれない 

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これを知らないと

 

  • 塗り絵の効果を理解して提供できていないかもしれない

 

  • なんとなく塗り絵を提供し続けるかもしれない

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です

 

 

塗り絵の効果を1つ理解して、意味を持って提供したい方は、この先を読み進めてみてくださいね!

 

 

 

目次

 

 

 

作業療法の中で用いる塗り絵の1つの効果とは?

 

 

それは

 

 

ストレスが認めずらい課題である

 

 

です

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なんだ、そんなことか!という方 この先も読んで見てください

 

 

 

以下の文献をもとにお伝えしています!

 

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作業療法の効果「ぬり絵」「内田クレペリン精神検査」との対比による検討 -生理・心理的指標を用いて-

 

作業療法の受療者に適切な作業選択をするための基礎的情報を得るために、臨床でよく用いられる「ぬり絵(以下PA)」作業が対象者に与える生理的・心理的作用についてストレス課題と想定される「内田クレペリン精神検査(連続加算課題、以下CA)」との比較において検討した.

 

POMSによる気分の変化では

PA「緊張・不安」「怒り・敵意」「活気」「抑うつ・落ち込み」「混乱」に有意な低下がみられた.

 

CA「緊張・不安」が高値となる傾向が示され、「活気」「混乱」のみ有意な低下を示した.

 

以上から,自発的なPA作業が、CAにおける反強制的な計算作業同程度の酸素要求量を持つ脳活動であるにもかかわらず,PA作業は心理的ストレスが認められない課題であることが示唆された.

 

 

以下のURLが文献になっています↓↓↓

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jshowaunivsoc/74/4/74_413/_pdf/-char/ja

 

 

 

まとめ

 

 

作業療法の中で用いる『塗り絵』の心理的な1つの効果として

 

 

ストレスが認めずらい課題である

 

 

をお伝えしました

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改めてこのことも知ったうえで対象者様の作業選択をしてみてもよいかもしれません。

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