今回は、リハビリ中に能力がある方がなぜか息切れが多い症例に対して知っておいた方が良い 息切れの一つの原因をお伝えします!
これを知っておくことで
- 息切れの一つの原因について勉強できる
- 主疾患以外に知っておいた方が良いことに目がいく
これを知らないと
- 診断がついていない部分に目がいっていないかもしれない
- アプローチの幅が狭まるかもしれない
息切れの1つの原因を確認し、治療の役立てていきたい方はぜひこの先を読み進めてみてくださいね!
目的
リハビリ中能力があるのになぜかすぐに息切れる方はもしかしたら診断名がついていないだけでもしかしたら
COPD( 慢性閉塞性肺疾患)
かもしれないです
COPD( 慢性閉塞性肺疾患)とは?
息をするときに空気の通り道となる気管支や肺に障害が起きて、呼吸がしにくくなる肺の「生活習慣病」です
流れとしては
- タバコなど有害粒子の吸入
- 気道の炎症肺胞の破壊(不可逆的)
- 慢性(進行性)の気流障害
- 呼吸困難により生活が制限
となってます
ほとんどの場合、診断名がついていません
95%以上が未治療または他の疾患と謝って診断されています
参考サイト
http://www.pref.kyoto.jp/kentai/documents/kenkonews24.pdf
COPD を発症する目安になるものはあるの?
喫煙指数(ブリンクマン指数)があります
喫煙指数とは?
喫煙により COPD やがんを発症する危険度の目安となるものです
1日の喫煙本数 × 喫煙年数 = 喫煙指数
で求められます
20歳から70歳まで1日に一箱(20本)タバコを吸ったとしたら、
(70ー20)年 × 20 本 = 1000
この「1000」数値がどういう意味かは以下の項目で判断します
COPD
- 800以上:要注意
- 1000以上:危険性高い
- 1200以上:非常に危険性高い
肺がん・喉頭がん
- 400以上:肺がんが発生しやすい
- 600以上:肺がんの高度危険値
- 1000以上:喫煙者の喉頭がん発生者平均値
- 1200以上:肺がんに加え喉頭がんの危険性が激高
臨床場面でどう使うか?コツは?
患者様に「タバコを現在吸ってますか?」と聞くと
「吸ってない」と言われてしまいやすいです
そのため「70歳の時は吸っていましたか?」と過去がどうだったか聞くと答えてくれやすいです
ただし、仮に「20本吸ってました」と答えてくれたとしても、大体少なめに言う方が多い場合もあるため、少し多めに見積もっていても良いかもしれません
また「70歳の時は吸っていました」と答えた人は、恐らくそれまでの数十年も吸ってる可能性が高いと考えられます
そのため COPD の可能性も高いと考えても良いかもしれません
まとめ
リハビリ中能力があるのになぜかすぐに息切れる方はもしかしたら診断名がついていないだけで
COPD( 慢性閉塞性肺疾患)
かもしれないことをお伝えしました
目の前の対象様なかなか能力が上がってこず、困っている方は主疾患以外の部分も確認してみても良いかもしれません
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